50代男性のお客さまから「1年でウエストが-15cmになりました!」とうれしいお声をいただいたことを、以前、紹介させていただきましたが、
実はこの方、いつものトレーニングだけでなく、ピラティスを取り入れてから、お腹のシルエットがみるみる変わっていきました!
男性のお腹の脂肪の正体は、ほとんどが内臓脂肪です!
女性よりも男性の方が内臓脂肪がつきやすいため、お腹周りが目立ちます。
内臓脂肪を燃やすには、インナーマッスルの強化がおすすめです。
アウターマッスルは身体の外側で皮膚・洋服に近いところにあり、インナーマッスルは奥側の内臓に近いところにあるので、アウターマッスルよりもインナーマッスルを鍛える方が、内臓に刺激を与えやすくなり、内臓に付着した脂肪が燃焼しやすいです。
ピラティスは、インナーマッスルの筋力強化ができることで有名ですが、実はお腹に限ったインナーマッスルは、マシンピラティスよりもマットピラティスの方が強化しやすいです!
マシンピラティスでは、腕や脚の筋力が強い男性陣には、腕や脚でマシンを押せてしまい、お腹に効かせられないことが多いです。
マシンピラティスでは、腕や脚でマシンを「押す」「引く」ものが多く、マットピラティスでは背骨を「丸める」ことで腹筋を使うものが多く、このマットピラティスの背骨を丸める腹筋が、かなりお腹に効きやすいです!
お腹に効く分、きついですが、お腹を使って身体をひねるゴルフの動きにもおすすめの筋肉で、パフォーマンスアップにもなります!
肩や腕で振らずに、体幹をねじってお腹でゴルフの動きができるようになるため、ラウンド時に思わず力んで腰を痛めてしまう人にも、ぜひ鍛えてほしい部分です!
インナーマッスルが使えているときは、身体にサインが出る!
では、内臓脂肪を燃やすためにインナーマッスルを鍛えていきますが、実際には「インナーマッスルが使えた!」というのは、外から見ても、また本人の感覚としても、わかりづらいです。
しかし、インナーマッスルが使えているときの判断になるものはあります。
自分が運動するとき、以下のような反応があるか?チェックしてみてください!
サイン①派手な種目をやっていないのに、汗をじんわりかく。
ピラティスには地味な動きが多いですが、じんわり汗をかいて、終わった後は「あついなー!」と感じます。
これはインナーマッスルが上手に使えていると、内臓が刺激されて、内側から暑くなっているサインです!
身体の中があついような感覚があると、自分で発熱することができるようになるため、基礎代謝が上がって痩せやすくなったり、冷え性が改善されたり、免疫が上がって風邪をひきにくくなったりします!
食事コントロールと運動を並行した場合は、ダイエットにかなり効果的ですね!
サイン②便通がよくなる。
お腹のインナーマッスルが使えていると、お腹周りの内臓=腸が、腹筋によって圧がかかります。
腸が動き始めるため、便通がよくなったり、ピラティスの後はお手洗いに行きたくなることも多いです。
サイン③シェイキングする。
首や腕で上体を起こさず、腹筋で正しく上体を起こした腹筋ができると、上体を起こす最中にぶるぶる・がたがたと身体に震えが起きます。
「こんなに腹筋なかったんだ…」とショックを受ける方もいますが、これは「シェイキング」「シェイク」と言って、普段使いやすい筋肉でなく、普段使えていない筋肉をしっかり使えているときに、身体に起こる正しい反応です!
震えたら「がんばって追い込んだなあ」と自分を褒めてあげてください!
いつも腹筋では、みぞおち辺りの上の方の腹筋や、首にしか効かないんですという方が、ピラティスの腹筋で下腹やおへそまわりに効いたり、上記のような反応があると、自信になります。
「ちょうど痩せたいところに効かせられた!」「お腹まわりをいじめたなー!」と思うと、続けたら痩せそう!とモチベーションが高まりやすく、食事のコントロールもネガティブな気持ちでなくポジティブな気持ちで取り組めるようになります。
また、男性は女性よりも自体重が多いので、マットピラティスで自体重でお腹に負荷をかけていくのは、重りやマシンを使うよりもむしろ負荷が高く、おすすめです。
お腹の脂肪を放置すると…
健康診断でウエストを測ったときに、警告されることが多い生活習慣病。
お腹まわりや内臓まわりに脂肪が蓄積すると、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなるため、病気を回避してほしくて、お医者さんも運動を勧めます。
また、男性だけでなく、女性も閉経後はお腹周りに内臓脂肪がつきやすくなるため、事前に運動習慣をつけることで、生活習慣病を予防しましょう。
もちろん「脂肪」なので、燃やすには食事のコントロールが必須です!
反り腰を改善するだけでお腹の見え方が変わるタイプもありますが、健康診断でウエストを計測して、警告を受けた場合は、食事のコントロールも一緒に頑張りましょう!
男性のお腹痩せ成功例
腹筋は、追い込みが大事!
腹筋は楽なところで終えてしまうと、せっかく運動の時間を取って頑張ったのに、効果が少なくなってしまい、ちょっともったいないです。
きつく感じたところから あと2~3回プラスすることや、もう3cmだけ上体を起こすことを意識して行うことが、効果を出すポイントです!
まずは「2~3回プラスする」習慣をつくります。このとき、多少フォームが崩れても大丈夫です〇
「あと2~3回」頑張れるようになってきたら、そこから「”フォームをきれいに保って”あと2~3回」ができるようにしていきましょう!